仕事と家事を両立して毎日頑張っている皆さん、毎日追われるように1日が過ぎて行って、心も体もくたくたになっていませんか?
私もその一人でした。
けど、ちょっと考えてみてください。私たちのやっている家事って、そこまで頑張らなくてはいけないものなのでしょうか?
答えは「NO」です。「家事は丁寧にきちんとやるべき」という固定観念があまりにも一般的になりすぎています。今回の記事が、家事との向き合い方を見直すきっかけになったらうれしいです。
仕事と家事の両立がしんどいのは共働き妻の悩み
朝起きて、家事をして、会社に行って仕事して、帰ってきて家事をして、ああもうこんな時間、寝なくちゃ…
共働きで、私もフルタイムで働いているのですが、夫のほうが仕事の帰りが遅いことが多い我が家では、私が家事の主担当で、こんな毎日を繰り返していました。
会社にも共働きの女性の先輩が何人かいて、「夫が家事全然しない」「1日がすぐに過ぎていっちゃう」「すぐに歳を取ってしまうんだなあ」なーんて話をしていました。
やっぱりみんなも大変なんだな。
そう、こうやって毎日が過ぎていって、あっという間におばあちゃん…
人生なんてそんなもの…
…
…
…
いやいやいやちょっと待て
それでいいの?全然よくない!少なくともこんな人生私は望んでない!
私はもっと、お家で心のやすらぎを感じ、愛する夫と幸せに毎日を過ごしたかったはず!
何気ない会話をきっかけに、私は家事について本気出して考えてみることにした。
日本男性は家事やらなすぎ、日本女性は家事し過ぎ
ライブドアニュースの記事で、興味深い記事を見つけました。
個々人の家事、特に食事のあり方に正解を求める傾向を、日本はそろそろおしまいにしてもいいのではなかろうか。
<中略>
家事ができるできないと、私の価値は関係ない。そんな関係を育てていくためには、家事を少し手放してみることも必要だ。
<中略>
家事のやり方、予定などを伝えていくことで会話も増えていくだろう。結局のところ、家事と日々の生活はコミュニケーションなのだから。
出典元:日本人の家事の「当たり前」は海外の非常識 男性の分担率が最下位-ライブドアニュース
日本人の意識調査や、世界の家事に対する考え方がわかる内容になっています。
男性が家事をしない、とはよく耳にするし実体験でもそうだけど、女性の「家事をちゃんとやらなきゃ」信仰も問題視されています。
確かに、私もなんでかよくわからないけど、家事をちゃんとやらなきゃいけないような気持ちになっていたんです。皆さんもそうではありませんか?
特に根拠もなく、手を抜くことはよくないことと思っていたし、家族が健康で良い生活をするためには、頑張らなければいけないのだと、疑うことなくやっていました。
いや、そもそも、なんで「手を抜く」って悪い表現を使ってしまうんだろう?「楽する」「楽しくやる」「便利な物に頼る」ということを、無意識に「悪いこと」と考えてしまう価値観をひとりひとりが変えていく必要があるのではないでしょうか。
自分の家事を振り返って変えてみる
自分がいつもどんな家事をしていて、どれくらい時間がかかっていて、じゃあどこを変えていこうかっていうことを考えました。
おまえのことなどどうでもいいという声は承知で、少し、参考にしていただければと思います。
きちんと家事するってなんだろう
きちんとの定義は人それぞれ。たぶん、みんな「理想の家事のあり方」「理想の主婦像」みたいなのがあって、その通りにやることを、きちんと家事するって言っているのだと思う。
自分の考えをまとめるために、自分の理想の家事というものを書き出してみた。もしかしたらレベルが低くて笑われるかもしれない。個人的に多く時間を使っている、料理・洗い物・掃除・洗濯・食料品の買い出しに絞ってみた。
- 食事は自分で作る。栄養バランスを考えた献立にする
- ご飯は炊き立て、おかずはできたてがよい
- 洗い物は毎食後におこなう。洗った食器は食器棚に片づける
- 掃除は毎日。床の掃除、水回り。
- 洗濯は毎日。乾いたら畳んでしまう
- 食品は同じものなら安く売っている店で買う
正直一番時間かかってるのは料理。夫がよく食べるため量が必要なので、レンジとか使って時短しているつもりでもメニューによっては夕食の準備に最大2時間かかることもある。大半が野菜(特に葉物)を洗って切っている時間。キッチン狭いのも一因かも。
洗い物も20分はかかってる。買い出しもなんか考えながらだと30分くらいかかってる。
…と、一つ一つ振り返ってどこを変えていくか考えた。
最近の私の家事
そうして、最近の私の家事はこんなところになります。随分そぎ落とし、最低限をやることにしました。
- 作る料理の量を減らす。たくさん作るなら次の日に持ち越す。
- 圧力鍋を導入。切ったものを鍋にぽいぽい入れてレンジでは別の料理ができる
- おかずの作り置きがない日は惣菜をいくつか買う
- 残業などで時間がない日は惣菜、冷凍食品、レトルトに頼る
- もしくは外食する(夫が「今日は食べに行こう!」と言ってくれることが多くなった)
- 朝ご飯はシンプルに。もち、トースト、シリアル、プロテイン、総菜パンなど
- 疲れたら洗い物はしない。水につけて、次の日にやる。
- 洗ったら水切りかごに入れてほっとく。いっぱいになったら棚にしまう
- 洗ったものは基本拭かずに乾かす。拭くときは布巾じゃなくてキッチンペーパーを使う
- 掃除は毎日しない。掃除機は1週間に1回。しかも一番広い部屋はブラーバにまかせる
- 水回りも、気づいたときに5分程度でささっと。ドメストなどをかけて放置
- 洗濯は毎日やるけど、ハンガーを大量に買ってたたまず吊るす
- しわになりにくいものは丁寧にたたまない
- 買い物は明確に必要なものがあるときだけ行き、だらだらしない
よくよく夫と話してみると、そんなに私に行き届いた家事を求めているわけではなく、私が一人で勝手に悶々としていただけだったので、ちょっと拍子抜けした部分もありました。
洗い物を置いて仕事に行ったときは、夫のほうが帰りが早いと洗っておいてくれるようになりました。
道具を変えたりするだけでとても楽になったので、今は食洗機やフードプロセッサ、スライサーなどが欲しいです。
あと、いろいろ調べる中で、今後子どもができたときなど、家事代行サービスにも興味がわきました。
まとめ
人によっては、サボりすぎとか、手抜きとか、批判あると思いますが、世間体は気にしません。夫婦で承知しているので、いいのです。家庭の数だけ正解があると思うからです。
好きなことをする時間も、自己投資する時間も、夫との時間も、前より多く取れるようになり、以前より楽しくなりました。
実は料理をするのは結構好きなので、いつか料理にも時間をたくさん使えるように、今、仕事を変えるべく勉強中です。(これだけが理由ではないですが)
もし、これを読んでいる方で、家事の大半を家族の誰か一人に任せていて、その人が家事に疲れているなら、ちょっとずつでいいので家事を進んでやってほしいと思います。
それが無理なら、その方が家事をもっと気楽に考えられるように、コミュニケーションをとってほしいと思います。
そして、家事に疲れてしまっているあなたには、もっと家事のレベルを落としてもいいんですよと声を大にして言いたいです。
生きていくためにやっている家事で、心を病んでしまっては本末転倒です。もっと、肩の力を抜いて気楽にやりましょう。
現在、私は家事だけではなく、仕事についても考え方を変え、行動しています。これについては、別記事にしています。
あなたの毎日が、より楽しいものになることを祈っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではまた!