しかも時々呼吸が止まっていて心配…
改善したいけど、何かいい方法はないかな?
私の夫は、眠っているときに大きないびきをかいていました。
ですが、今は対策をして、ほとんどいびきをかかずに寝ています。
現在に至るまでにやってきたことが、誰かの役に立てばと思い、記事にしました。
大いびきをかいたり、呼吸がときどき止まっている家族がいる方(もしくはご本人)の参考にしていただければ幸いです。
結論から言うと、私の夫はCPAP治療でいびき改善しています。
夫のいびきがうるさい
結婚前からわかっていたことなのですが、私の夫はとにかくいびきがうるさいです。
どれくらいかというと、同じ部屋で寝ていると、テレビが全く聞こえません。
ニュースもドラマも、何を言っているかわかりません。
夫が社員旅行へ行ったとき、同じ部屋だった3人は、いびきがあまりにも大きすぎたため、夫を1人部屋に残し、別の部屋で寝たそうです。
「奥さん一緒の部屋で寝ているなんて信じられない…」とドン引きされるレベルのようです。
夫が自分のいびきがどれだけうるさいか興味があったようなので、動画に撮って見せたらショックを受けていました。
ちなみに、私は周りがうるさくても眠れるタイプなので、眠れなくて困るということはありませんでした。
いびき対策でやったこと
いろいろな方にアドバイスをもらい、以下を試しました。
- 横向きに寝る
- マウスピースをはめる
- 無呼吸症候群を診てもらえる病院へ行く
夫は病院へ行かないと改善しませんでしたが、病院へ行かなくても改善する人もいるようです。
横向きに寝ていびき改善
背中にリュックを背負って、強制的に横向きにすることで、舌の落ち込みを軽減する方法です。
夫は横向きであっても大いびきをかいていましたので、これは効果がありませんでした。
マウスピースをはめていびき改善
マウスピースをはめることで、顎の位置を適正に保ち、口呼吸ではなく鼻呼吸になるようにする方法です。
会社の先輩の旦那さんがこれで改善したそうなので、即購入し夫にプレゼントしました。
私の夫はだめでした。寝てからしばらく時間が経つと、口からマウスピースが出てしまいました。
型取りをせずすぐ使え、ケースもついています。これで改善したら本当によかったのですが…
安いからだめなのかも?と、次に試したのはこちら。
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ところが、これもダメでした。やっぱり口から出てしまいます。
顎の筋肉がとても弱いようで、顎の疲れを感じるだけになってしまいました。
テープなどで口を閉じても、中でずれてしまうようでうまくいきませんでした。
慣れもあるはず、と思ったので、一ヶ月くらい継続しましたが、夫の場合は全く慣れることはありませんでした。
この商品も型取りなくすぐ使え、ケースもしっかりしています。良い商品のようなのですが、夫には合いませんでした。
睡眠時無呼吸症候群を診てもらえる病院へ行く
ある日、夫が平日に休みを取ることになったので、病院へ行くことを勧めました。
予定は特にないのにめんどくさそうにしていたので、私も同じ日に休みを取り、病院の予約をし、「私も一緒に行くから病院へ行こう」と半ば強制的に連れていきました。
問診と、自宅検査の結果、担当医師の方も今まで見たことがないレベルの重症の睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されました。
夫のCPAPでの治療が決まり、今に至ります。
※CPAPとは何か気になる方はググってみてください。このあたりの詳しい内容は後日別記事にしようと思います。
CPAPでいびきを改善してよかったこと
CPAP治療を始めてよかったことを紹介します。
いびきが改善し、静かになった
私にとってはこれが一番です。弱いいびきがたまにあるものの、劇的に改善しました。テレビが聞こえないなんてもうありません。
睡眠の質が上がり、日中眠くならなくなった
運転中によく眠くなってしまっていたのが、全くなくなったそうです。
事故の危険性もあるので、これは本当にいい効果だと思います。
また、夕食後はすぐにいびきをかいて寝ていましたが、起きていられるようになりました。
休日は昼過ぎまで寝ていて、寝ても寝ても疲れが取れない状態でしたが、昼前には目が覚めるようになりました。
夜中にトイレに起きなくなった
夜中にトイレに何度も起きるのは、お酒を飲んでいるせいだと思っていたのですが、
睡眠時無呼吸症候群のせいでした。
無呼吸により胸腔内圧の高度陰性化、心臓にもどってくる静脈血の増加により、睡眠中に心臓に負担がかかり利尿ホルモンが持続分泌することが原因の1つと考えられています。また通常、寝ている時は副交感神経が優位になっていますが、SASの場合、眠っている間でも脳が起きている状態になっているので交感神経が優位になっています。尿は交感神経が優位になっている時に作られるので、夜間のトイレの回数が増えるわけです。ただ、中高年男性の場合は前立腺疾患との鑑別も重要です。
CPAP治療を始めてから、夜中に一度もトイレに起きなくなったそうです。
CPAPのよくないところ
いいところもあれば悪いところもあります。
お金がかかる
保険適用で、1か月4500円かかります。
でも健康には代えられません。
装着しないといびきをかく
根本治療をしているわけではないので、CPAPを装着しないといびきをかきます。
たとえるなら眼鏡のようなもので、眼鏡を外すと目が見えなくなるのと同じです。
メンテナンスが必要
定期的なメンテナンス(主に洗浄)が必要です。
自宅での水洗いで足りますが、手間であることは間違いないです。
慣れるのに時間がかかる
最初は慣れなくて、途中で外してしまっていました。(1か月くらい)
マスクの種類やつけ方を試行錯誤して継続し、今は問題なく使用できています。
まとめ
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、それ自体で命を落とすことはほとんどないそうです。
しかし、睡眠の質が低下することにより、居眠り運転などの事故や、他の病気が誘発されて命を落とすケースがあります。
もしご家族にいびきの大きな方がいたら、邪険に扱うのではなく、睡眠時無呼吸症候群を疑い、何か対策を取るように行動してみてはいかがでしょうか。(本人はいびきの大きさや、呼吸が止まっていることがわからないので)
私は、もっと早くアクションを起こすべきだったと思っています。
旦那さんなど、ご家族の方のいびきに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ではまた!